top of page
Shiwa Rudraksha
星座ルドラクシャ以外の説明
[あらゆる恵みが与えられるとされる1面のルドラークシャ]
1面のルドラークシャは太陽系の中心に位置し、諸惑星を従える太陽(スーリヤ)をあらわします。ヒンドゥーでは、シヴァ神をあらわします。このルドラークシャは、太陽からの惑星の影響を効果的にコントロールします。占星術では、太陽による身体への悪影響は、右目の疾患、頭痛、耳の病気、お腹の病気、骨粗鬆など、また精神への悪影響は、自信、カリスマ、個性、リーダーシップの欠如などがあげられます。1面あるいは12面のルドラークシャは、太陽(スーリヤ)による悪影響を緩和します。身につける人々に立ちはだかる障害が取り除かれ、豊かで力溢れる人生を歩むことができるでしょう。
1面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、至高の神格、真理、解脱の実現の象徴であるとされます。1面のルドラークシャはシャンカラ自身であり、すべての面数のルドラークシャの代表格です。このビーズは太陽を支配し、超意識状態を啓発するといわれます。身につける人々にダーラナーの力、すなわち神への帰依心をもたらすといわれます。
1面のルドラークシャを身につける人々は、内的な精神状態が徐々に変化し、俗世の事象に対する関心事から興味が薄れていき、自然と、神に対する憶念が強くなっていくといわれています。心は、至高の存在に集中し始めるようになるため、アートマ・タットヴァ(魂の真実の状態)を悟りたいは、1面のルドラークシャを身につけるべきであるといわれます。
[障害除去の神ガネーシャを象徴する8面のルドラークシャ・ビーズ]
8面ルドラークシャ
支配星はラーフです。8面のルドラークシャは、ラーフの影響を取り除くのに効果的です。ラーフの影響は、7面が支配する土星(シャニ)と似ているところがあります。ラーフの悪影響には、予期しない出来事、肺疾患、足、肌、目の病気などがあげられます。蛇に噛まれることも、ラーフが影響しているといわれています。
8面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、シヴァ神の息子であるガネーシャ神を象徴します。
ガネーシャ神は、他のどの神々よりもはじめに礼拝され、障害を取りのぞく神として知られています。そのためこの8面のビーズは、ガネーシャの恩寵を得て、スムーズに物事が運ぶようになるための守りとして用いられます。
また世俗的あるいは霊的なあらゆる達成感をもたらし、最終的にガネーシャの父にあたるシヴァの世界へと導くとされています。
[ドゥルガーの恩寵により、強靭な精神と身体、富と幸福をもたらすとされる9面のルドラークシャ]
9面ルドラークシャ
支配星はケートゥです。ケートゥはラーフと相対の位置にあり、火星の影響と似ています。ケートゥによる悪影響には、肺疾患、熱病、目の痛み、お腹の痛み、肌の病気、身体の痛みなどがあげられます。
9面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、女神ドゥルガー(シャクティ)を象徴します。
ドゥルガーは、9神の御力を所有します。シャクティの至高の御力を礼拝する人々は、これを身につけるべきであるとされています。すべてのルドラークシャは、シヴァ神を象徴していますが、9面のルドラークシャは、特別な9つの性質を有しているといわれます。
子供が母親の胸に抱かれているときは、すべての恐れが消え失せるように、これを身につける人々は、母なる女神の恩寵により、すべての恐怖から解放されると信じられています。身につけている時は、いつでも
、女神の祝福のもとにあり、愛と救済が与えられるといわれます。
[9つの惑星の影響を緩和し、所有する者を守護するとされる10面ルドラークシャ]
10面ルドラークシャ(ヴィシュヌ神)
10面のルドラークシャが支配する惑星はありませんが、すべての惑星をコントロールする役割があるといわれます。これを身につける人は、安心感、安堵感を得られるといわれます。
10面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、ヒンドゥー教の三大神の一人、ヴィシュヌ神をあらわすとされます。ヴィシュヌ神は、宇宙を維持する神として知られるとても有名な神です。
このルドラークシャを身につける人々やその家族たちは、困難を打破し、その時期を難なく乗りきることができると信じられています。また外敵から心身を保護する盾として、外敵を打ち払う武器として機能し、身につける人々に安心感をもたらすといわれます。悪霊、亡霊、黒魔術の影響はもはやなくなると信じられています。このビーズが支配する惑星はありませんが、あらゆる惑星の悪い影響を取りのぞく力があると考えられています。マハーヴィシュヌの恩寵により、このビーズを身につけることができ、その人々はナーラーヤナの優れたバクタ(帰依者)となるといわれます。
[学問、美徳、叡智、強靱さを手にするハヌマーンをあらわすとされる11面ルドラークシャ]
11面ルドラークシャ(ハヌマ─ン)
特定の支配星はありません。これを身につける人は、勇気や自信をもたらし、人生を進んで歩むことができるようになります。また瞑想の補助になり、ヨーガにおける問題が取り除かれます。
11面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、ルドラの11の分割した姿をあらわすルドラ・シヴァ神をあらわすとされます。
シヴァ神の帰依者にとって、このルドラークシャはもっとも強力かつ効果的なルドラークシャとされています。古代の聖典によると、百頭の牛を寄贈することによって得られる功徳が、このルドラークシャを身につけることで瞬時に成し遂げられるといわれています。
11の姿のルドラは、猿神ハヌマーンをあらわし、ハヌマーンの御名によって悪霊や亡霊は逃げ去ると信じられています。ハヌマーンは学問、美徳、理知、叡智の化身です。したがって、このルドラークシャを身につける人は、これらすべての美点を手にすることができるといわれます。
[神々の王インドラ神をあらわす精神力を強化し、現世利益をもたらすとされる13面ルドラークシャ]
13面ルドラ(カーマデーヴァ(金星) )
このルドラークシャの効果は、6面のものと似ています。瞑想やスピリチュアルな達成に効果的です。また物質的豊かさをもたらすといわれます。
13面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、インドラを象徴します。
これを身につけることで、インドラ神が喜び、富と名声をもたらされるといわれています。すべての世俗的な欲望は満たされ、八道(シッディ)の到達へと至るとされます。愛の神(カーマデーヴァ)は、このビーズを身につける人々に喜び舞うと信じられています。このルドラークシャは、化学分野に関連があり、化学者や医学の研究者はこの13面のルドラークシャを身につけることで、新たな発見へと駆り立てられるといわれます。
また、このビーズを深く瞑想する人は、これまでに望んでいた人生における安楽や快適さが降りそそがれるといわれます。魅力がより一層増し、物質的快適さがもたらされるといわれます。
[至高のシヴァ神をあらわし、第三の目の覚醒をうながすとされる14面ルドラークシャ]
14面ルドラークシャ(シヴァ神)
支配星は土星です。これを身につける人は、土星の悪影響が昇華され、直感力が冴えます。
14面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、実をつけることが極めて希であり、もっとも貴重なデーヴァ・マニ(神の宝石)です。シヴァ神は、これを身につける人々を親友として喜び迎えるといわれます。
これを身につける人々は、第六のチャクラが覚醒され、未来を見通す力を授かるといわれます。霊的インスピレーションに優れ、災いと不安を未然に避けることにより、安寧と富を授かると信じられています。
土星に対応するビーズとしても知られ、土星の持つ占星術的な悪影響を避ける処方箋として活用されます。
[シュパティ神をあらわしムクティとモークシャを授けるとされる15面ルドラークシャ・ビーズ]
15面ルドラークシャ( 15面-パシュパティ神 )
このルドラークシャの精神的な影響は、14面のビーズに似ていて、直感力、抽象的思考能力、既成概念にとらわれない思考能力の向上、またアイデアや考えていることを実際の行動に移すエネルギーなどがもたらされます。
15面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、パシュパティ・ルドラークシャと呼ばれています。
これは、束縛からの解放を意味するムクティや今生におけるモークシャ(解脱)を達成するため、霊的指導に従事している人々にとって非常に強力なルドラークシャとされます。パシュは個々の魂(ジーヴァ)を意味し、パティは神、師やシヴァを意味します。したがってパシュパティは、個々人の神、動物の神としてのシヴァ神をあらわします。
15面のパシュパティ・ルドラークシャは、非常に貴重なルドラークシャであり、パシュパティ神をあらわすと同時に、経済的な前進にも特別な効果があるといわれます。この吉兆のルドラークシャは、パーシャからの解放をもたらし、この人生におけるモークシャの妨害となるものを取り除くとされています。また、このルドラークシャは、パーシャの束縛による感情の荒波を鎮める作用があるといわれます。
[ジェイ(勝利)ルドラークシャともいう、人生の局面で勝利をもたらすとされる16面ルドラークシャ]
16面のルドラークシャは、16のシッディ(成就や達成)をあらわしています。このルドラークシャを身につける人は、あらゆる試みにおいて成功を手にするといわれます。身につける人には、16の月の姿を喚起させ、16の達成への道のりを切り開き、シッディへと到達するといわれます。
16面のルドラークシャを身につける人は、全知全能の神の帰依者となり、サティヤ(真理)の道を歩み出すといわれます。それは16のシャクティの姿でもあります。アルジュナは、このルドラークシャを身につけているときに、魚の目を射ったともいわれています。このように、このルドラークシャを身につける人は、並はずれた能力をもつ人となるといわれます。このルドラークシャは、あらゆる快適さをもたらし、すべての罪から人を解放させると信じられています。
[一切物の創造者であるヴィシュヴァカルマンをあらわす17面ルドラークシャ]
17面のルドラークシャ(金剛菩提樹)は、一切物の創造者であるヴィシュヴァカルマンをあらわすとされます。
ヴィシュヴァカルマンは、天地創造の力をあらわし、最高の創造者かつ叡智の具現者でもあります。このルドラークシャ・ビーズは、予期しない富や財産を得るために非常に効果的であるといわれています。不動産などの財産や車などの乗り物、その他すべての物質的な資産を得るために使用されるといわれます。
また17面のルドラークシャは、女神シーターにも関係しているといわれます。このルドラークシャを身につける人は、ラージャ・ボーガを手にし、人生において、この世のありとあらゆる楽しみと快適さを味わうといわれています。
[大地の女神ブーミの恩寵を得るとされるブーミ・ルドラークシャ18面]
18面のルドラークシャは、大地の女神ブーミーをあらわすとされます。 このルドラークシャはブーミー女神からの借金を返済するために、非常に効果的とされます。大地の女神からの借金とは、喉の渇きをいやすために飲む水や、呼吸するために必要な空気などがあげられます。
実はわたしたちは、知らず知らずのうちに大地の女神ブーミから莫大な借金をしています。
この莫大な借金を返済することなしには、モークシャ(解脱)へは遙か彼方の道のりです。18面のルドラークシャは、この借金を返済するための肩代わりをしてくれるビーズとされています。
[至高の創造主ナーラーヤナからの恩寵をもたらすとされるルドラークシャ19面]
19面のルドラークシャは、ナーラーヤナ神を象徴します。
このルドラークシャは、至高の創造主からの恩寵をもたらすといわれます。究極の創造主ナーラーヤナが原始的な力、神秘的なエネルギーを象徴するように、このビーズにも大きな力が秘められていると信じられています。人生の逆境においては、強力な防具(カヴァチャ)として作用するといわれます。
ビジネスに関してはその洞察力が深まり、物質的な願望も叶えられるといわれます。人生の快適さ、成功、内的な平安を効果的に享受することができるといわれます。
[内的な平安をもたらすと同時に、叡智を極限まで高めるとされるブラフマー・ルドラークシャ20面]
20面のルドラークシャは、ブラフマー神をあらわすとされます。
内的な平安をもたらすと同時に、叡智を極限まで高めると信じられています。これは非常に珍しいビーズのひとつに数えられています(年に2~3個程度しか採集できないといわれています)。
[富の神クベーラの恩寵により、大富豪をもたらすとされるルドラークシャ21面]
21面のルドラークシャは、クベーラ・ルドラークシャとして知られています。
このルドラークシャは、すべてのルドラークシャの中でも、もっとも珍しいルドラークシャです。富の神クベーラの恩寵により、世俗的な快適さ、ビジネスでの大成功、大富豪をもたらすといわれます。また稼いだお金を守り、逆境による影響を打ち消すと信じられています。
年によっては採集することができない、非常に珍しいビーズです。
bottom of page